2016年3月21日 卒業式にて。2015年度生
2015年3月21日 卒業式にて。2011年度生

合同ゼミ合宿について 合同ゼミを終えて ゼミ生の合同ゼミ体験記

あなたには学生時代、何かに一生懸命と取り組んだことはあるだろうか?僕はこれについて、ゼミ活動の一環であり最大の目標であった3大学合同ゼミを取りあげる。この合同ゼミとは、京都大、神戸大、そして僕たち同志社大がそれぞれ研究発表を行う伝統的な行事で、今年度の共通テーマは97年に起きたアジア金融危機に関してであり、その原因、各国への影響、そしてその再生への策を調査、研究した。これらの構想を練り、レジュメの作成をする為には、かなりの時間と労力を伴った。授業時間内のみならず、日曜日やEVE祭期間中も時間を見つけては集まり、議論し、本番1週間前には総仕上げの為に、合宿も行った。途中で仲間と主張がぶつかりもしたが、何度となく話し合う中で解決し、1つのレジュメが完成し、当日を迎えることができた。本番は各大学の発表にとどまらず、質疑応答が繰り広げられ、4時間を越す長時間をも感じさせぬ白熱ぶりだった。その後の親睦会では、それまでの厳しい雰囲気とは一変し、和やかなムードの中、酒を酌み交わし、交流を深めた。

このように、合同ゼミを通して僕は、みなで1つのことを成し遂げることの難しさ、そして楽しさを学び、そして今、藤原ゼミに属したことを誇りに感じています。

96年度生 T. K (男)

この合同ゼミは、私たちのゼミにとっての一大行事であり、これに取り組んだことによって、私たちが得たものは大きかったと思います。当初私たちは枠組みも満足に定まらない中、まず何に重点を置くのかという点で行き詰まったけれど、そこは藤原先生が与えてくださったヒントを基に重点を定めることで、前に進むことができました(藤原先生が私たちにある程度の方向性を与えてくださり、それにより私たちが試行錯誤しながら進めていくというやり方は、藤原ゼミの特徴だと思います)。この研究を進めるにつれ、団結力や友好が深まったことは勿論、各個人の知らなかった意外な一面を見たり、意見を交わすことで、互いに向上しあったことなどは、貴重な経験であり、産物でした。また準備の為に、毎日のように顔を合わせ、その後一緒にご飯を食べたことや合宿での徹夜は印象深い思い出です。

合同ゼミを終えた今、このゼミは、良きアドバイザーである藤原先生、そして良き仲間の集まった恵まれたゼミであり、藤原ゼミを選んだことは正解であったと実感しています。

96年度生 R. T (女)

藤原ゼミでは、ほぼ毎年、他大学と合同ゼミを行っています。我々、3回生ゼミで昨年12月に京都大学・神戸大学と行いました。「アジアと日本の金融危機」がその時のテーマで、このテーマは夏休み前のゼミ合宿で軽く学んでいたので、取り組みやすいと思っていたのですが、研究すれば、するほどに問題点が奥深くなっていき、結論が曖昧になってしまったのが残念でした。

しかし、この合同ゼミを通して得られたものは大きかったと思います。たとえば、大学生活で初めて経験した勉強面での充実感、多分勉強よりも力の入った酒の席、そこで得られたゼミの輪・・・。これらは卒業した後も良い思い出として残ると思います。

96年度生 M. I (男)

私は3回生の前期合宿のときに”アジア通貨危機”を班テーマとして選び,流れ部分をさらりと勉強してあったので今回の”アジアと日本の金融危機と金融再構築”というテーマには,割とすんなりとなじんでいけたような気がする.といっても前期にまとめたものはただ単に事実の羅列に過ぎず,深みも無かった上,日本との関わり合いや,日本の金融危機の実態も理解していなかったので、他の班だった人に教わりながら取り組んでいった.

中間発表の時点では,事実をレジュメに並べることはなるべく減らすことに努力し,ポールクルーグマンの話や,日本の円高はなぜ回復されなければならないのかなど,すこし幅を持たせることができたような気がする.

中間発表がおわり,いざ2つの班が一つになることはかなり大変であった.知識もそれぞれの班で偏っていたし,みんな自分の頭の中の整理にていっぱいで,全体的な流れをどう組み立てるべきか,どこに視点を向けて掘り下げるべきか混乱していて,難航した.具体的に苦労した点といえば,金融危機と通貨危機とを途中までごちゃまぜに考えていて視点をなかなか絞れなかったこと,日本とアジアとの関係における共通点や相違点探し,アジア各国の事情,特徴をどう捕らえ,まとめていくべきかであった.一つのものをつくりあげるのに,気付いたら,2つの班に分かれてそれぞれの方向に進んでしまっていたりで最終報告(合宿)までに一つにまとまりきっていない感じがあったのが残念だった.と同時に大人数で1つのものをみんなが納得する形で完成させることの難しさをひしひしと感じた.

合宿での先生からいただいたアドバイスはかなり面白く,ためになった.しかし,実際にレジュメに反映させるのは難しかった.また,限られた時間の中で,思うように進まないのに,焦りと不安を感じた.

何だかんだいっているうちに,本番はやってきた.私達が作ったレジュメは最後まで客観的に見ることができず,今までやってきたことがしっかりと表現できているかが不安でしょうがなかった.

しかしどうにかこうにか合同ゼミも終えることができ,とても嬉しく充実感を味わえた.合同ゼミの一連の活動は今振り返ればかなり楽しかったなと思う.みんなと真剣に話し合えたし,意見交換を通して仲良くなれたし,それぞれの人間性を覗くこともできた.一つの山をみんなで越え,達成感をみんなであじわった.ゼミの醍醐味とは,このことかもしれない.とても,有意義であった.

96年度生 J. I (女)

演習の研究テーマ

大きな分野のテーマとして、(1) 人口減少と地方経済の創生についての処方箋、(2) 日本と東アジアの経済的諸関係の緊密化と発展について、(3) 働き方の改革について、を設定している。これら、3つの研究課題が、日本経済にとって緊急かつ重要性のある問題であることは明白であり、また経済学の研究にとっても実り多い課題である。

しかしながら、これらの問題はいずれも大きな問題であり、金融・証券を対象とする演習においては、さらに問題を特定化してテーマを設定する必要がある。2014年度は、(1)について、経済特区と日本経済の再生、中小証券会社の現状と生き残り戦略、(2)について、投資信託の経済的役割、を設定し、研究を進めた。

2015年度は、(1)について、地方銀行業のビジネス・モデルについて、(2)について、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の役割、(3)について、金融業のビジネス・モデルの再構築と働き方の改革、を設定し、演習生諸君と研究を進めている。